書籍

儚い羊たちの祝宴 (米澤穂信)

題名いいなぁ。 涼しい顔して狂ってるなぁ。 "名家の御令嬢を大量殺戮してしまった、厨娘の運命や如何に!?"という、続編待ってます。

Q&A (恩田陸)

え!風呂敷たたまないの!? 点が線にならないの!? つまらないにつまらないを掛けたようなオチ、更に倍率ドンなエピローグと後半の失速具合がハンパなかった。 それやっちゃうんだったらなんでもありじゃん。宇宙人の仕業とか太陽が眩しかったからと変わんな…

ダイナー (平山夢明)

夢中になって読んだのは認めるが、まぁ文章がヘタクソ! 脅してばかりでなかなか死なないし、死んでも男塾バリに生き返ってくるしで、まぁ興冷め。 キャラクターも造型はいいが、芯があるとは思えない。 ボンベロ激シブかと思ったら、途中から説明解説ばかりの富樫…

ジムグリ (飴村行)

ずっと、ずうっと面白そうなのに、一向に面白くならない!? 本を読むのは早い方なのだが、不思議なくらい遅々として進まない。 合わない。というか、ただ単純につまらない。 主人公のキャラ設定も矛盾だらけだし。 111ページでギブアップ。あー、スッキリ。

卵の緒 (瀬尾まいこ)

心地良く気持ち良く読み進めていたが、最後の最後でビックリ興醒め。 二度と会わない理由が全く理解らない。 読者の心情のために、転がる物語は最低。 せめて殺すとか、強制的に外国に連れて行かれるとかしろよなー。数駅先ってなんだよ。 大好きだった一話目も、作為…

ボトルネック (米澤穂信)

なんという居た堪れなさ。激ニガ。 ボトルネックの自覚がある、オレにはただただキツかった。 "何故サキは、リョウを家に泊めないのか?" "何故サキは、リョウにお金を与えないのか?" オレはこの2つの不可解から、残された謎に結論を出した。

堕天使拷問刑 (飛鳥部勝則)

もう冒頭から何もかもが不自然で、感情も導線も町の概要も人の性格も、何一つ納得できる部分がなかった。 話の進め方も設定も余りにも幼稚だったので、『流石にコレはないだろう。作者は確信犯で、後々溜飲を下げられるのだろう』と2段組475ページを頑張って読んだ…

毒猿 新宿鮫2 (大沢在昌)

ううむ。流石に現在読み比べされるのは酷かしら。 主人公も殺し屋も、もっともっと魅力的な輩いっぱい出てきたもんな。 毒猿、仕事の前に病気治せよ! マジでプロならよー。そのせいで・・・っていうか、お話しを凸凹させるための設定にしか見えないよ。 せめて癌とか不…

ふたりの距離の概算 (米澤穂信)

奉太郎の一人舞台。千反田はずっと落ち込んでいるという、ちょっとダークな古典部シリーズ。 オレはズッポリ世界観に心酔しているので、摩耶花が漫研辞めてるとか心底ショックだった。 というか、全然出てこないし。

遠まわりする雛 (米澤穂信)

「ぐぬぬ」と声が出た。京アニすごい。 アニメで観て違和感あったヤツは、文章の段階からやっぱり無理あったんだなあ。 つーか奉太郎よ、両想いと片想いを一緒くたにして、結論だしてんじゃねーよ。童貞かよ。

クドリャフカの順番 「十文字」事件 (米澤穂信)

「ぐぬぬ」と声が出た。京アニすごい。 なんという理解力! 咀嚼力! そしてもちろん表現力!! 京アニのおかげで、原作を30倍は楽しんで読めた。 里志が土星のコスプレをしていたり、二人の会話を盗み聞きしていたりと、アレンジもキレキレだったんだね。 原作自体も…

救済のゲーム (河合莞爾)

コレはちょっと難儀した。 残り3分の2を残して、だいたい理解ってしまったのだ。 あとは消化試合みたいなもの。拷問だった。 話の流れも伏線も稚拙の極み。 登場人物少なすぎ、世界狭すぎ。理解ったオレ様が特別なわけじゃないよなあ? だいたい捜査が混乱したのって…

騙されてたまるか―調査報道の裏側― (清水潔)

この人の天職は、ジャーナリストではなく警察官ではないか。 と、日本の警察があまりにも無能にして不誠実なので感じざるをえない。 気骨の人。世の中の仕組みを変化させる熱量を持った人。 しかも語りが上手いと。 ルパン、早くケリがつきますように。

天使の囀り (貴志祐介)

みんな博識だなあ。 そのおかげでお話しはサクサク進む。 とある主要人物の、最期の行動がどうしても解せぬ。 アッチは実験という理由があったけど、コッチはなんで? ちょっと物語にドキドキハラハラを増やすための都合を感じてしまった。

ザ・ピロウズ ハイブリッド レインボウ (音楽と人[編集])

山中さわおという太陽。 発生する引力と磁場。 周りの人、みんながみんな、ちょっとイイオトコになってる。 同じ話が違う角度から、何度も折り重なるミルフィーユ構造。 熟成された愛に、もう泣くしかなかった。 しかし、見た目は本当に華がないよなあ・・・

A3 (森達也)

これが「A4」のモノローグであるなら許す。 そうでないなら、あまりにも内容が薄すぎる。 真相にも驚きはない。 物言わぬ、顔も見れぬの麻原を主役にしたって、たかが知れている。 結局この本は、同じことの繰り返しに終始してしまっている。 エピローグだけ秀逸。 全然、…

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル "神回"傑作選 Vol.1 (TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」[編集])

内容は面白いと思うが、ラジオを超えてる部分ある? 注釈も写真も申し訳程度だし、せっかく視覚を活かせる媒体で焼増しするのに全然意味ないじゃん。 サボったかお金がなかったか知らないが、残念な仕上がりだった。

「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい 正義という共同幻想がもたらす本当の危機 (森達也)

全般的にマイノリティ側だし自分の思想とも異質のモノだが、だからこそ読むべき本。 ボクにとって森達也とはそういう作家です。 思想信条が違うのだが、他者よりも屁理屈感を感じないというか。 染みこみはしないがよく馴染むのです。 少なくとも、他人を怒らせるた…

皆殺し映画通信 天下御免 (柳下毅一郎)

相変わらず粗筋書いてるだけにしか見えないんだけど・・・ 小さいツッコミ入れながら。 この人、喋ると楽しいんだろうな。 勉強はできるみたいだけど、頭のいい文章は書けない人。どっちかといえば長所。 映画放談は良かった。

アイス・ハント (下) (ジェームズ・ロリンズ[著]、遠藤宏昭[翻訳])

ダメだ。そこそこ面白く読んでいたのに、どうしても興味を惹かれなくなっちった。 結構危ない目ばかり遭ってるのに、全然死ぬ感がなくて飽きちゃったよ。 グレンデルの見た目を、上手いこと想像できなかったのも敗因。 この手の小説は映像で見たいね。

もぎりよ今夜も有難う (片桐はいり)

本当にゆっくりゆっくり、時間をかけて読んだ。 たまたま奇跡もあった(電車で読んでいたら、ちょうどその駅の事を書いていた)。 そういうの至るところで起こってる。そんな予感が漂う本。

アイス・ハント (上) (ジェームズ・ロリンズ[著]、遠藤宏昭[翻訳])

ただの諜報モノと思っていたら… とんでもないとこ混ぜてきたー!! まだ、謎は謎のまま残っている。 恐る恐る、抗えず下巻へ続く。

映画秘宝EX 映画の必修科目11 鳥肌ホラー映画100 (洋泉社)

「イコライザー」が入ってて冷めた。 糞も味噌も一緒過ぎ。 コイツの理論なんて、ホントどうでもいいんだよ。 仲間と喋っとけ。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (三上延)

著者のインタビューを拝見し、興味が湧いて読むことに。 シリーズの初っ端だからだろうか。謎の浅さに驚いた。 いちいち驚嘆する狂言回しにもうんざり。 京都アニメーションなら面白くしてくれると思う。 って、まんま氷菓か。

光圀伝 (冲方丁)

現在の価値観に毒されてないのは、好感を持ちました。 スーパーマンを描きたいのは理解りますが、進行の鈍牛さに耐えられませんでした。 残量が目視できるのが書籍の弱み。 心がポッキリ折れました(図書館で借りた本のため、返却期日があるのです)。 200ページちょ…

スターおすすめられシネマ アナタ色に染めてほしいの… (河原雅彦)

本屋でパラパラと流し見して、載ってる俳優の豪華さに驚いて購入。 が 帰って開いてみると、俳優は映画をヒトコト薦めてるだけ。あとはそれについて無名のオッサンが浅い知識で語っているだけというシロモノだった。 確認しないオレが悪いと言いつつ、詐欺に遭った…

死刑 (森達也)

気づきは山の様にあった。知らぬ事もたくさん教えられた。 ウソがなくて良い本だと思った。 しかし、オレの思想は変わらなかった。廃止されたからといって声を上げる様な真似はしないけれど、現状根っからの存置派でございます。 つまりまだまだ他人事なんだなあ。 …

ピルグリム〔3〕 遠くの敵 (テリー・ヘイズ[著]、山中朝晶[翻訳])

そうか、脚本家なのか… どうりで映画チックというか、画が浮かびやすいと思った。 〈ピルグリム〉がいちいち失敗するから、あまり有能感を感じないとことか。 〈ピルグリム〉に対する、周りの評価が凄まじいとことか。 確かに文章より演技向きかもしれない。 しかし、…

ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター (テリー・ヘイズ[著]、山中朝晶[翻訳])

しょうがない事なんだろうけど(というか100%コッチの問題)、アメリカ大統領グレードの人間が架空の人物で登場してきたら萎える。 もちろんフィクションなのは理解ってるけどよー… 3巻に手が伸びない理由には全然ならないけど。 というか、あと一冊で終わってしま…

ピルグリム〔1〕 名前のない男たち (テリー・ヘイズ[著]、山中朝晶[翻訳])

ピルグリムが人間味強すぎて、いまいち有能感を感じられず。 物語に入り込むまでちょっと時間が必要だった。 中盤からはもう前のめり。 まだまだ分厚いのが2巻続くなんて! 至福。