2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧
オンナがオトコを電子ポットで殴るシーンがあるのですが… オトコ、殴られる前から顔面血まみれでした。 そこが一番サスペンスだった。
求め合うのに一つになれない凸と凹。 「愛なんて無意味じゃん」な数々の描写。 でもやっぱ結論は「愛だろ、愛!!」ってコトですか?(エピローグ、ルビィが居ないトコとか) オカマの違和感が悲劇をも喜劇に変えてよい感じ。 田中泯の遺影とか現場ノリノリだったんだろ…
一作目で自ら作り上げてしまった、期待感や満足感の壁を軽々飛び越えていった感じです。 oasisかと思いました。次でダメにならないでほしいものです。 文学的にも映画的にも美しい。 ジグソウの「ゲームオーバー」というコトバの深みに震えました。
韓国の西田敏行こと、ソン・ガンホはスゴいですね。 迫真とはまた違う、哲理で深々としたキチガイっぷり。 「隊長がどの段階から狂っていたのか?」 それはもう最初からでしょう。 ずっと死んだ魚の目をしていましたもの。 笑うのは一度だけ、心底ゾッとしました。 助演…
なんでこんなに中途半端なのかしら。 全てにおいて消化不良な雰囲気プンプン。 例えば唐沢。 完璧主義者でキレやすく、信念の為ならヤクザにも突っかかる… って伏線がありながら、いざ家を建て始めると妥協と諦めばっかり。 意味が分からない。
どうしてTSUTAYAで数あるDVDからコレを選んでしまったのか… そこが一番ホラー。
笑いあり涙ありの極上映画だった。 いい映画はそこら辺のブレンドが絶妙だったりします。 「火垂るの墓」では泣けず(怒りまで込み上げてくる始末)のオレ様も、お犬様にはやられます。 オレ的に「あじさいの唄」第4集の"前略栗太郎君"もTPO関らず泣ける一品だし。 …
悲しみよりも怒り。 それは自分に対して。 無知でいる自分に。 無関心と変わらない自分に。 当然の様に無行動な自分に。 すぐイイワケする自分に。 他人事であるという姿勢を貫く自分に。 ゴメンナサイ、ゴメンナサイ。 せめてこの苦味だけは口に残したまま生きていき…
話もチャチければ美術もチャチい。 トリックなんて、もうホント糞。 失敗作っていうのではなく、最初からいいモノを作る気概が感じられない。
なにこの淡々っぷり。 淡々と出会い、淡々と事件が起こり、淡々と時が過ぎる。 もう「淡々」しか思い出せない。
役所広司が言う… 「クドいのがオモシロイのは3回までだっ!」 なぜ分かっていてやっちゃうの? クドいです。 役所広司の演技は完璧。 稲垣吾郎もいい役者なんですね。 昔、牧瀬里穂とやってたドラマのイメージしかなかっただけにビックリしました。 ヒトって成長す…
パイオツ目的で観たらえらい目に遭いました。 「オマエが妹の夢を見た」と言われた時の乙女の顔… あの淡白で温度が無い、時空がねじれる様な「じゃあな」… …痛い、痛すぎる… 恋愛は惚れた者負けなのですね… どうしようもなく残酷でどうしようもない物語。 そして、そ…
武人と文人の友情。 身分・資質のジレンマ。 完璧なヒューマンドラマです。 戦争シーンのスカスカ具合には興醒め。 そこは金にモノを言わすとこでしょー。 謀反の理由…好きな女が殺された。 オトコとはなんてセンチメンタルでロマンチックな大バカ野郎なんだろうか!
なに、この「たそがれ清兵衛」? さすがに一緒過ぎじゃないでしょうか。伝統芸能気分か。 なんかアレからワビサビを抜いた感じ。 役者もイマイチな感じ。 緒形拳とか適当じゃね?
浅くはないが薄い。 軽い軽いタバコの様。 この映画に込められた意志とかメッセージってなんなのだろう。 笑ってほしいのか? 思い出してほしいのか? 知ってほしいのか? 重要でしょ、そこ。
まさに天才の所業。 コトバのクオリティがハンパないです。 「リアル」を極端に濃度濃くする事で、「いそうでありえない人達」を創り出す、まさしく三谷幸喜的な世界。 セーター肩にかけるディレクター …いねぇよ!!! 業界特有の雰囲気やシガラミが、色気無く全開で…
心は打つが響かなかった。 基本、障害者の子供を持つ母親のドキュメンタリーみたいな。 実話を基にした弱みとでもいいましょうか、登場人物の心理や感情に必然性がイマイチ感じられず、観る目線が定まらなかったです。 どうしても「イヤだ」と言えない主人公に怒りの…
開始早々にして脱獄のプロが死んだ時の絶望感。 そして、結局そこが一番面白かったという失望感。