2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

この世界の片隅に (片渕須直) ★★★★   【日・2016】

原作は理解った気で流していた部分が、ものすごく理解できた。というか入ってきた。 幼少時代の非現実な出来事の数々は、すずの中の真実であり曲解された事実だったのだな。 白木リンがよく判らないことになっていたなあ。 あの最期がないのなら、全然いなくてもい…

ぼくのおじさん (山下敦弘) ★★★   【日・2016】

山田洋次みたい。 いい話じゃないのに、いい話っぽく作ってて寒いとことか。 結局、金で愛を買ったように見えるのは、脚本が悪いんだよなあ。 ハワイ行ってからのつまんなさは異常。 4作目くらいでやるノリじゃない?

モラトリアム・カットアップ (柴野太朗) ★★★   【日・2015】

なかなか小賢しくて驚いた。 見たい画もあった。 稚拙が武器になっている。最初で最後やど。

ひとまずすすめ (柴田啓佑) ★★   【日・2014】

これは全然ピンとこなかった。 映画にするまでもない話というか。 映画である意義も見つけられなかった。

あの娘、早くババアになればいいのに (頃安祐良) ★★★   【日・2013】

英語を喋るゴダールで微笑してしまった。 いっそのこと、関西弁喋ってたら爆笑したのに。

虚しいだけ (今橋貴) ★★★   【日・2013】

非常にキャラクターがイカれていて見心地は良かったのだが、逆に終盤のたたみかけが邪魔に感じた。 もう、こんな無理矢理なお話を推進力にしない方が、より遠くに飛んでいったのではないか。 こじんまり収束していった印象。勿体無く感じた。 あと、笑わせるのが苦手…

チョッキン堪忍袋 (天野千尋) ★★   【日・2011】

ううむ、人に血が通ってる気がしないなあ。 寿司をもったいなく使う演出は良かった。 妹女優は不思議な魅力。

ダゲレオタイプの女 (黒沢清) ★★★   【仏、ベルギー、日・2016】

もう階段が映った瞬間に『ああ、悲劇が起こるな』と。 温室が映った瞬間に『ああ、想定外のナニかが起こるな』と。 映画が浅いわけではなく、瞬間的に不穏がカラダに入ってくる。 動線も不自然極まりないが、当然と受け入れられる。 辿り着く先も信用している。 映画…

溺れるナイフ (山戸結希) ★★   【日・2016】

この人、少女は撮れても恋愛は撮れない・・・? 恋愛経験ないのかしら? もうずっとキャラクターがペラペラで、観ているのが辛かった。 反応がいちいちおかしいし。 見せ場も、やりたいことは理解るけど伝わってこない系。 揺さぶられるのはコッチじゃなくちゃ。 小松…

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK (エドワード・ズウィック) ★★   【米・2016】

男はバカばっか、女はブスばっか。 終始眠たくなるアクション。 お話はホントどうでもよかった。 敵も全然脅威を感じさせないんだもんなあ。 だからといって"トム様のそばにいるから安心"ってのもない。 ただ、話がつまんなすぎの想定内すぎて、『死なんだろー』『助…

湯を沸かすほどの熱い愛 (中野量太) ★★★★   【日・2016】

好きか嫌いかでいえば好きだし、良いか悪いかでいえば絶対イイんだけど、傑作になり損ねすぎてて感想は文句ばっかりになってしまう。 そういう類の観後感。 例えば、『最初の手話のシークエンス絶対いらないだろー』とか『勝負下着ダセえなー』といった小さいし私…