死刑 (森達也)

気づきは山の様にあった。知らぬ事もたくさん教えられた。
ウソがなくて良い本だと思った。


しかし、オレの思想は変わらなかった。廃止されたからといって声を上げる様な真似はしないけれど、現状根っからの存置派でございます。
つまりまだまだ他人事なんだなあ。
確かに坂口弘の死刑が執行されたら、オレは『悲し』く感じるだろうし、とても衝撃を受けると思う。
それは知っているから。それだけの理由しかない。


結局は"ヒトの本能"と言いながらも、情緒だけで自分の立ち位置を表明した著者。
共感はしないが、この人の考える勝利に向けて精進してほしいと願う。
応援もする。応援だけだけど。


現在は、法律が記すよう 粛々と刑を執行するべきだと考えますが。
"死んだ方がいい人間"はいると思っていますが。