2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

青の炎 (蜷川幸雄)  ★★   【日・2003】

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青い監督、青い俳優。喋らないあややだけ良かった。

無防備 (市井昌秀) ★★★★   【日・2008】

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狂気の沙汰。雨シーンの降雨量が尋常じゃないのも、泥汚れが半端ないのも『この人の所業なら…』と納得。出産シーンはホラーより怖かったが、当然涙が出た。ロケーションが素晴らしい。映画を愛し、観客を信じる姿勢。子供ができて、丸くなっちゃイヤよ。

ゾンビ (ジョージ・A・ロメロ) ★★★   【米、伊・1977】

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音楽が白眉。

3-4X10月 (北野武) ★★★   【日・1990】

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2作目にして無知を武器に転化。 監督にとって一番必要なモノは厚みなんだなと。 それを風格と勘違いするまで、映画監督は確率変動に突入する。 北野武が「始まった」映画。

縞模様のパジャマの少年 (マーク・ハーマン) ★★★   【英、米・2008】

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度を超した悲劇は喜劇になる。これはギャグにしかなってないけど。 演出にすくみが見受けられちゃう。 カメラは凝りに凝ってるのにさ。

穴 (ニック・ハム) ★★   【英・2001】

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なんてつまらない真相。

素晴らしき休日 (北野武) ★★   【仏・2007】

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この世で最も、スケールの小さい無駄遣いの一つ。損失は最少だが効果は絶大。コレも映画の力なんだと思う。

キャピタリズム マネーは踊る (マイケル・ムーア) ★★★   【米・2009】

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正解が無い分際で、不正解だらけの業界。マイケル・ムーアが対峙するのはそういう世界だ。当然退治不可。自己満足というか、映画にするための手段的な終盤部分には毎回ガッカリさせられる。ユーモアの腕は上げたな。

女の子ものがたり (森岡利行) ★★   【日・2009】

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空港での「よぉ」だけ良かった。 フィクションに甘えすぎ。簡単に人を死なすなよ、この程度の効果しか与えられんくせに。 命を丁寧に扱わず、友情を描けると考えている浅ましさに腹が立つ。 昔描いた絵、キレイに残りすぎだろ。 何から何まで重みがない。

監督・ばんざい! (北野武) ★★★   【日・2007】

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全く映画を映画として扱わない姿勢。 長生きさせる気なんて、更々無いんだもの。 この「上から目線映画」を撮るのは、北野武にはまだまだ早すぎたんだろうな。まぁそれでも楽しめたけど。 ポテンシャルはみえたし。 『「20世紀少年」も堤幸彦よりは上手に作れるんだろう…

その男、凶暴につき (北野武) ★★★   【日・1989】

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カタルシス至上主義。 暴力がキチンと痛そうなのは良い。 白竜が全然強そうに見えない。

ケンタとジュンとカヨちゃんの国 (大森立嗣) ★★   【日・2009】

ロードムービーとしてもクライムムービーとしても、ファンタジーだと捉えても落第点。 多部未華子をブサイクにしか撮れんのなら映像作家は廃業すべき。 中国のディズニーランドもどきより、恥ずかしくなるサントラもなんとかしてほしい。 流石にこれはもう無しな…

ブルー・ゴールド 狙われた水の真実 (サム・ボッゾ) ★★   【米・2008】

DVD

この映画で得た情報を、そのまま知識に置き換えるのは危険。余りにもベクトルが一方通行過ぎだし、先進国と途上国を語る目線の高さが作為的過ぎる。「貧富の差が生死を分ける事態」なんて、そんなのもう紀元前からずっとそうだろ。オチも弱い。

GSワンダーランド (本田隆一) ★★★★   【日・2008】

TV

水嶋ヒロが面白い。 まさかアドリブではなかろうが、間がお上手で感心。 画音は丁寧に作られているが(60年代愛を痛感)、ドラマの繋ぎがいちいちいい加減。 最後は素直に笑って泣いた。

乳泉村の子 (シエ・チン) ★★   【中国、香・1991】

TV

ドラマが強すぎて演出が見えない。作家性がない。可でも不可でもない(演出家にとって最低の褒め言葉)。

ガタカ (アンドリュー・ニコル) ★★★   【米・1997】

DVD

「2位じゃダメなんでしょうか?」発言の蓮舫に是非。サティスファクションの与え方、というか人間というモノをお勉強しましょう。

京義線 レイルウェイ・ラブ (パク・フンシク) ★★★   【韓・2007】

TV

レールは既に敷かれている。韓国でしか作れない映画を韓国人が作る。当たり前が素晴らしい。

エクトプラズム 怨霊の棲む家 (ピーター・コーンウェル) ★★★   【米・2009】

BD

人は死なないし、親父アル中などドラマもあるしでなかなか感心した。気持ち悪い画はキチンと気持ち悪かったし。癌細胞が消えるとか、胡散臭さもたまらない。

ノーボーイズ、ノークライ (キム・ヨンナム) ★★★★   【日、韓・2009】

DVD

カラオケのシーンで何故か泣いてしまった。この「何故か」はもったいないから考えない。絶望の先と覚悟の先。心をつねってこそ、くすぐってこそ映画なんです。