2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
青い監督、青い俳優。喋らないあややだけ良かった。
狂気の沙汰。雨シーンの降雨量が尋常じゃないのも、泥汚れが半端ないのも『この人の所業なら…』と納得。出産シーンはホラーより怖かったが、当然涙が出た。ロケーションが素晴らしい。映画を愛し、観客を信じる姿勢。子供ができて、丸くなっちゃイヤよ。
音楽が白眉。
2作目にして無知を武器に転化。 監督にとって一番必要なモノは厚みなんだなと。 それを風格と勘違いするまで、映画監督は確率変動に突入する。 北野武が「始まった」映画。
度を超した悲劇は喜劇になる。これはギャグにしかなってないけど。 演出にすくみが見受けられちゃう。 カメラは凝りに凝ってるのにさ。
なんてつまらない真相。
この世で最も、スケールの小さい無駄遣いの一つ。損失は最少だが効果は絶大。コレも映画の力なんだと思う。
正解が無い分際で、不正解だらけの業界。マイケル・ムーアが対峙するのはそういう世界だ。当然退治不可。自己満足というか、映画にするための手段的な終盤部分には毎回ガッカリさせられる。ユーモアの腕は上げたな。
空港での「よぉ」だけ良かった。 フィクションに甘えすぎ。簡単に人を死なすなよ、この程度の効果しか与えられんくせに。 命を丁寧に扱わず、友情を描けると考えている浅ましさに腹が立つ。 昔描いた絵、キレイに残りすぎだろ。 何から何まで重みがない。
全く映画を映画として扱わない姿勢。 長生きさせる気なんて、更々無いんだもの。 この「上から目線映画」を撮るのは、北野武にはまだまだ早すぎたんだろうな。まぁそれでも楽しめたけど。 ポテンシャルはみえたし。 『「20世紀少年」も堤幸彦よりは上手に作れるんだろう…
カタルシス至上主義。 暴力がキチンと痛そうなのは良い。 白竜が全然強そうに見えない。
ロードムービーとしてもクライムムービーとしても、ファンタジーだと捉えても落第点。 多部未華子をブサイクにしか撮れんのなら映像作家は廃業すべき。 中国のディズニーランドもどきより、恥ずかしくなるサントラもなんとかしてほしい。 流石にこれはもう無しな…
この映画で得た情報を、そのまま知識に置き換えるのは危険。余りにもベクトルが一方通行過ぎだし、先進国と途上国を語る目線の高さが作為的過ぎる。「貧富の差が生死を分ける事態」なんて、そんなのもう紀元前からずっとそうだろ。オチも弱い。
水嶋ヒロが面白い。 まさかアドリブではなかろうが、間がお上手で感心。 画音は丁寧に作られているが(60年代愛を痛感)、ドラマの繋ぎがいちいちいい加減。 最後は素直に笑って泣いた。
ドラマが強すぎて演出が見えない。作家性がない。可でも不可でもない(演出家にとって最低の褒め言葉)。
「2位じゃダメなんでしょうか?」発言の蓮舫に是非。サティスファクションの与え方、というか人間というモノをお勉強しましょう。
レールは既に敷かれている。韓国でしか作れない映画を韓国人が作る。当たり前が素晴らしい。
人は死なないし、親父アル中などドラマもあるしでなかなか感心した。気持ち悪い画はキチンと気持ち悪かったし。癌細胞が消えるとか、胡散臭さもたまらない。
カラオケのシーンで何故か泣いてしまった。この「何故か」はもったいないから考えない。絶望の先と覚悟の先。心をつねってこそ、くすぐってこそ映画なんです。