2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

後藤田正晴と十二人の総理たち―もう鳴らない“ゴット・フォン” (佐々淳行)

ソクラテスにプラトンがいた様に、後藤田正晴には佐々淳行がいたワケです。 そしてソレもアナタの才能なのですね。 「信念」が「死」を凌駕してるアナタの生き様に、ボクは敬意を表するッ! そこはかとなく、井伊直弼臭がします。 政治家で好きなのはこの二人くらい。

サルに教える映画の話 (井筒和幸)

映画を愛してる人が、映画について語った一冊。 愛ゆえに苦しまねばならぬ…愛ゆえに悲しまねばならぬ… そう。「愛」とは「好き」と違うのです。 退かず媚びず省みず我が道をいってください。 アナタはワタシのオウガイです。

コーラス (クリストフ・バラティエ) ★★★   【仏、スイス・2004】

DVD

勧善懲悪でやけに淡白なラストにはプチがっくり。 みんなのメッセージ入り紙飛行機、全部拾ってやれよ。 だがしかし、音楽が世界を変えられるってのは真実だと思う。

いつか読書する日 (緒方明) ★★★★☆   【日・2004】

DVD

アメリカ産はヤッてからが長いが、日本産はヤるまでが長いのね。国民性でしょうか。 簡素で質素な様でいて、実は案外トリッキーな意匠や演出は桂離宮を想起させます。 ロケーションも最高。音楽もいい。 熟年カップルのベッドシーンがあまりにも初々しくて、いとをか…

座頭市 (北野武) ★★★★   【日・2003】

DVD

違和感に違和感を重ね倒す、痛快活劇。 北野武がここまで「カッコイイ」を知る人とは思わなんだ。 テレレレンテッテ〜 「ビートたけし」はレベルがあがった! 「ビートたけし」は「スウィングたけし」になった! マジでそんなグレードに小気味いい。 存在が跳ねてるです…

スクラップ・ヘブン (李相日) ★★★   【日・2005】

DVD

子供のイタズラが、「死」をきっかけに加速度的に狂っていく。 絶望と失望に向かって。 …その先にもう一個あるのかしら? あらゆる意味で「フカイ」映画。 深い・不快・深い… 「世界を一瞬で消す方法」 『そんなの目をつぶればいいだけじゃん』と思う自分は堪らなく常人…

FUTURE SHOCKING PINK (リトル・クリーチャーズ)

凄く矛盾した存在だと思う。 静かにうるさかったり。 大胆に繊細だったり。 新しいのに古かったり。 冷たいのに熱かったり。 デジタルにアナログだったり。 ホントそんな感じ。 とりあえず唯一無比。なにはともあれ日本の誇り。