2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧
死に方がいちいちキレイ。 純粋な悪、外連味のない殺意の恐ろしさよ。
中学生の時、初めて「作品」ではなく「監督」を意識して観た作品。 ダリの芸術は当時でも「不可解なモノ」として理解できましたがコレは… まぁ1928年の技術で超現実を写実化するなんて土台無理なワケですが、ブニュエルは発想力と行動力で最良のモノを創りあげている…
劇場で観なくて良かった。 確実に消化不良のままシアターを後にし、砂を噛む様なディナー→モヤモヤ眠れない夜、な連続コンボに心身共にボロボロにされた事でしょう。 まさに、DVD隆盛な今の世の中にピッタリな映画。
「Ⅲ→Ⅰ→Ⅱ」という、いわゆる「名作時間軸の法則」に則った三作目。まぁドラクエとコレぐらいですけど。 「想像力の支払う代償は恐怖」… ホント達観してらっしゃる。
夕方やってる時代劇レベルには楽しめるんだけど、オレ的にはそこまでかしら。 今現在を生きていて、この一本を選ぶ「意義」は見つけられませんでした。
テイ・トウワの「聴く耳」は心の底から信用できる。 コンポーザーとしてのピークや、時代が「過ぎた感」は拭えませんが。 10年前に20年後のミュージックをやってたヒト。 このヒトのおかげで、時代は未来を追い越したのだ。 Suara Parahiangan Groupを教えてくれてあり…
なぜいきなり装丁が変わる!? 本棚に並べても美しくないんだけど。 モノを作る人って、こういう心理は大切にして頂きたい。
情よりも業の深いヒト。 なんにでも効く妙薬かと思いきや、使い方を誤ると死ぬ事もある劇薬。 人間以外が半端無く美しい世界。 春夏秋冬という森羅万象。 春夏秋冬という諸行無常。 春夏秋冬という一期一会。 そして春。 ああ、コレが「真理」というモノなんですね…
ここまでキレた作品を撮るヒトは日本にいるのだろうか。 ここまで鬼気迫る役作り・演技ができる俳優さんは?末端部位のカチコチ感まで圧倒的にリアルでした。 それが「エンターテインメントとして成立するのか?」というのはまた別のお話ですけど。
前作の良さは未だに分かりませんが、今回は一発目でキました。 ダサい服をカッコ良く着こなす様な、激辛調味料でスイーツを作る様な。 センスがあればある程度の事は可能になるという、証明の様な人達。
犬に助演男優賞をあげたい。 もう最初と最後の犬が最高にいい。 話は陳腐だし無理もあるが、映像と美術は素晴らしい。
人の気を惹く三大要素は「謎・神・エロ」なんだそうだ。 この映画には全て揃ってる。
情念のカタマリ。オルタナティブとはこういうののコトをいうのだ。 殺人シーンを実際の殺害現場で行うとか、狂気以外のナニモノでもない。 全編鈍器のような重さ・硬さを感じさせる中、女体の柔らかそうなこと! ああ!!