堕天使拷問刑 (飛鳥部勝則)

もう冒頭から何もかもが不自然で、感情も導線も町の概要も人の性格も、何一つ納得できる部分がなかった。
話の進め方も設定も余りにも幼稚だったので、『流石にコレはないだろう。作者は確信犯で、後々溜飲を下げられるのだろう』と2段組475ページを頑張って読んだ。
もうね、まさか更にクソ化していくとは思わなかったわ。
こんなに酷い小説初めて読んだ(質量ともに、オレの経験値が低いのもあるが)。


登場人物ほとんどが眉目秀麗、博学、推理力ハンパない。って、どんな寂れた町だよ!?
中1の書くエッセイの書き分けの稚拙さよ。頭の良い中学生が書いたというリアリティ皆無。頭の良い大人が書いてるじゃん。


大蛇はコロコロコミックでも許されんだろー。何人殺したねん? なんで死なんねん? 最期どうなったねん?
王渕母娘殺害のトリックはめばえでも許されんだろー。もちろん大門大造殺害のトリックもな! コレで納得できる人っているの? 小学生しか読んではいけなかったかな?


犯人は足場も不安定な洞穴の中、どうやって死体を運んだんだよ?
大切な部分ボヤかしといて、理詰めで説明した気になってんじゃねーよ!!!