南極日誌 (イム・ピルソン) ★★★   【韓・2005】

韓国の西田敏行こと、ソン・ガンホはスゴいですね。
迫真とはまた違う、哲理で深々としたキチガイっぷり。
「隊長がどの段階から狂っていたのか?」
それはもう最初からでしょう。
ずっと死んだ魚の目をしていましたもの。
笑うのは一度だけ、心底ゾッとしました。
助演のレミオロメンも素晴らしかったです。
オールドボーイでは心底憎々しいキン肉マンフェニックスみたいな奴でしたが、今作は朴訥で弱々しい役柄。
それでいて、存在感が並じゃないです。
本当の絶望が見れた。
人間の儚さよ。
だって完璧に完全に、無意味なんだもの。