四月の永い夢 (中川龍太郎) ★★★   【日・2017】

朝倉あきこんな顔だっけ!?
美しすぎてびっくりした。
そしてお見事すぎ。映画を3回りは大きくしている。


演出はよく理解らない部分が多々あった。
もう、ファーストカットから意図不明だし。
それを繰り返すことも場所もカット割りも、全然意味が理解んなかった。
それはこちらに否があるにしても、手紙の盗み見方、それのバラし方、リアクション、後々の影響の出方・・・とヘタクソな箇所も多いので、やはりやりたい事優先で雰囲気重視でやってるのでは疑惑を持ってしまう。


しかし世界の狭さや偶然に甘えず、奇跡もきっちり軌跡を描いてのラストは素晴らしかった。
朝倉あきを何度もお風呂に入れたのは褒めてつかわす。


曲が映画を助けていない。"この映画にこの曲あり"感が無いというか、無くても成立してしまうというか。
ここでこの作品の寿命が飛躍的に伸びると思うので、もったいなく感じた。