あさひなぐ (英勉) ★★   【日・2017】

とにかく詰め込みすぎで、余韻も隙間もヘッタクレも何もない!
こんなことになるのなら、一堂寧々出さなきゃいいじゃん。と思う。
原作読んでなかったら理解できない作りだけど、原作読んでたら『流石にそれは・・・』ってなる。
兎に角お話はペラペラ。
薙刀部に入ったのも、辞めないのも、成長すらも理由がない。


ただ愛が無いかというと、そんなことはない。
キャラクターの造詣は深い。
主人公は素晴らしかったし、小林先生も良かった(ムロツヨシじゃなくて本当に良かった)。
『文乃控え目だな・・・』と思っていたら、野上えりだったのは衝撃だったけど、野上えりも超良かった。
表面だけじゃなくて、キチンとキャラクターが生きている。演出の賜だと思う。
ギャグ(というか人物描写)も笑えたし、なんといっても、ちゃんと観ていられた。演出の賜だと思う。
悲しいし悔しいけれど、結局は"カワイイは正義"ってことよ!


劇伴は掛け値なしに、今年一番酷かった。
質量ともに最低。
よく頑張って撮った画に、こんなクソみたいな曲あてれるなー。
もうホント、ずっと曲のってるし。
信じられない。誰も何も言わなかったのかしら?


まあ結論としては、英勉の手に渡ってしまったこと、ただただ残念である。