散歩する侵略者 (黒沢清) ★★★★☆   【日・2017】

映っているモノ全てが面白い!
なんという境地。
語りは割とダラダラしているくせに、画は一切弛緩していない。たぶん計算的に。


演者のツラの並びと、肌の質感よ。
長澤まさみがさり気なく絶世。
宇宙人はホント宇宙人。


"概念を奪われた"をもっと具体的に見たかった。愛だけだったと思う。
メッセージもシンプルでいい。
とうとう黒沢清が、他人のために映画を作りだした。
この人の資質は、やっぱりアメリカ映画寄りにあるのだな。