モヒカン故郷に帰る (沖田修一) ★ 【日・2016】
松田龍平も前田敦子も、配役としては的確だし無難だなあ。
「如何にも」な感じのキャラクターを、「如何にも」な俳優が演じているだけにしか見えない。
チマチマしたお話を、無難に的確に作っていくとこんなにつまらなくなるんだなあ。
魔法がかかってない。
ロケーションもモヒカンも全然活かしてないのに驚いた。
絵になる画がなさすぎ。
モヒカンがモヒカンである理由はさっぱり理解らなかった。
こんなの、「横道世之介」に「モジャモジャ故郷に帰る」って邦題付けるのと、なんら違いなくない?
不治の病や死の扱いも大嫌い。
終始茶化してるようにしか見えなかった。
有無を言わさないために、必殺技を連打してるような不甲斐なさ。
『期待が大きすぎて、ハードルが上がりきっていたから・・・』というワケではなく、普通につまらなく不愉快で大嫌いな映画でした。