先生と迷い猫 (深川栄洋) ★★★   【日・2015】

冒頭イッセー尾形の紙袋の持ち方から、『ああ、コレはファンタジーなのね・・・』と若干肩の荷を下ろしたのだが、なかなかどうしてそんなに生優しいモノでもないらしい。
パン屋の去就や猫虐待、保健所、老人介護、いじめetc...と、闇は多く深い。
覆水は盆に返らないし、後悔は先に立たない。
救いもなければ成長もない。うむ、結構リアルな人生描写(イッセーだけがコメディ)。


演技どころか空気も読めない猫を、どうやって撮ってるんだろ?
ホント凄いと思った。
前半で力尽きたっぽいけど。


岸本加世子には笑わされた。あのリアクションはずるい。