Zアイランド (品川ヒロシ) ★★ 【日・2015】
救いようがないほどペラペラ。
これは一朝一夕とかそういう問題ではなく、持って生まれたモノというか、品川にはもう一生身に付かないのではないかと感じる。
"日常が壊れること""人を殺めること"に対して、誰も葛藤を持たない。
こんなのパニック映画の体を成していない。驚いてるだけで、人生にも生活にも直結していないんだもの。
"死んで生き返った人間(ゾンビ)"と"病気でゾンビ化した人間"をごっちゃにしたらダメだろー。
殺人の後始末、映画の後の世界ではどう決着を着けるんだ?
そこがないから中身が無い。本気で観てあげらんない。
キャラクター造型はいいが、表現し切れていない。
悪者三人組も全然怖くないんだけど。
宮川大輔が喧嘩バカほど強いって設定はなんだったんだ。
しかもキャラクターは、お話の都合によって行動を決める。
木村祐一がセダンとトラックを乗り換えたのもお話の都合。
はぐれた娘がゾンビ化するという危機感を誰も持たない。まずそっちで、居ても立ってもいられなくなるのが生理だと思うけれども。
ギャグも全然笑えなかった。
窪塚はカッケー。
たぶん日本一カッケー。
つーか哀川翔、絶対冒頭死んでんだろ。
脚に障害が残るくらいで済む襲われっぷりじゃねえ。