怒り (吉田修一)

あまりにも、あまりにも映画を見越して書いているかのような。若干の軽薄さを感じます。
"犯行後6時間全裸で現場に留まっている"とか"血文字の怒り"なんて、イマイチ活かされていないのでは。
著者の思う壺、充分踊らされたし抉られたが、オトシマエはついてない気がします。


絶対されるであろう映画化は、万田邦敏監督希望で。
それか山下敦弘監督。