サンタクロースをつかまえて (岩淵弘樹) ★★★ 【日・2012】
まず、商店街で号泣する女性を素通りしている時点で、これは映画なのだろうか。
クリスマスの日、"寝てる子供の傍らにプレゼントをそうっと置く"場面が幾つも幾つも入るのに、肝心要の子供のリアクションが一世帯だけ。
しかも予告編でも使ってしまっているという。
ちょっと情けないのでは。
「サマーセール」といい、監督のウリなのかな?
監督にはあるんだろうけど、意図がわからないシークエンスがいっぱい。
しかも前半押し寄せてくるから心象悪し。
教会のシークエンスとか、何が必要だったんだろう?
音楽映画として成立しているのは、はっぴいえんどだけだと思います。
画が面白いから。曲がミスマッチだから。演出が見えたから。