青空のゆくえ (長澤雅彦) ★★★★   【日・2005】

一昔前のギャルゲーばりに主人公がMMK(モテテモテテ困っちゃう)なのです。
とまぁ、立ち位置は立派なファンタジーですが、非常に丁寧な脚本と撮影がなされています。
渋谷と三茶があれば何不自由なく生きていける「三軒茶屋」の特性、独特のヤング下町感も上手く捉えられており、
三軒茶屋中央シネマとキャロットタワーの撮り方も素晴らしい(世田谷線はチトしつこい)。
そしてなんといっても監督の多部未華子愛。
見え見えじゃないっすか。
煽りで撮った方がカワイイという稀有なブサカワ女優ですが、よく知っとる判っとる使いこなしとる。