壬生義士伝 (滝田洋二郎) ★★★★   【日・2002】

坂本竜馬を殺した人間を断定的に描いたり、新撰組の羽織の色が赤かったりと、さり気なくも主義主張の感じられる作品です。
大砲に突っ込んでいった吉村貫一郎が生きていたのと、切腹前の語り部分は何度観ても理解できませんが。
声小さすぎ&方言きつすぎ(注:演出です)、ここは字幕有りで観ましょう。
義の為に死を厭わぬ反面、情の為に最後まで無様に生きようとするヨシカン。
あやつはマコトの侍じゃった…
斉藤一佐藤浩市というのは大正解ですね。
黙して語らずな演技が最高です。
あと音楽も最高。コレだけでもヨシカンの人生を全肯定できると思う。「産まれて良かったね」って。


ただ・・・アレだけ仕送りしているのに、どうしていつまでも貧乏なのかしら?