空中庭園 (豊田利晃) ★★★★   【日・2005】

空中庭園」と「灰色の街」と「幸せな家庭」。
それは当たり前にそこに「あった」り「いた」りするモノではない。
異常すぎるほど構築された「世界の終り(村上春樹流用)」から抜け出すのって、赤い雨でも降るか(ファンタジー)、特別な存在との平凡な思い出か(ノスタルジー)なのだ。
そして結局は、親には誰も敵わないってコトよ。