ベスト10・ワースト10
169本
ベスト
①サーチン・フォー・マイ・フューチャー・・・オレはこの映画を観るために映像ディレクターを志したのかもしれない。高次のオレ映画に出逢うのは、至上の幸福でございました。
②この世界の片隅に・・・戦争とオレ自身が地続きであると教えてくれた。そう、コレもオレ映画。
③山河ノスタルジア・・・どうしてこんな事がこんな配分でできてしまうのかと。驚嘆の極み。
④64 ロクヨン 前編・・・これだけ重厚だと、映画を観たって気になりますね。本編も夢中になれたし、後編までの日々もワクワクしながら予習復習できました。
⑤帰ろうYO!・・・尺を言い訳にしていない。取捨選択大正解。短編の鑑。
⑥マジカル・ガール・・・「魔法少女=悲劇」という、10年代日本の潮流がとうとう世界に拡散。プリーズ、パンデミック!
⑦シン・ゴジラ・・・政治家・官僚を格好良く撮ってるだけでも、充分日本の未来に役立っている。オレ的には、石原さとみ含めて大肯定。期待してなかっただけに、驚きも大きかった。
⑧アズミ・ハルコは行方不明・・・いきなり何故こういうことができた!? ディザスタームービーの見心地。裏シン・ゴジラ。蒼井優も、気負いがなくて良い。高畑充希は、気負いしかなくて良い。
⑨ライブハウス レクイエム 超完全版・・・とどのつまり、2016年は松本卓也監督を知った年でした。低予算を安易に作らない。コレは真のプロやで・・・
⑩ちはやふる 下の句・・・「野球は1人ではできない」「映画は1人では作れない」 はい、ウソです。少なくともこの映画は、松岡茉優たん1人の活躍で、忘れられない映画になりました。
ワースト
①モヒカン故郷に帰る・・・ユルいとヌルいをはき違え。女優俳優も、一番悪い部分が映っていると思います。いくらなんでも、モヒカンに意味が無いのは許せなかった。
②映画 聲の形・・・原作者も監督も演出モンスターと認識していたので、あまりもの冴えのなさに心底ガッカリしてしまった。漫画から動画への変換がされてない。完コピじゃ歪になる箇所も、アタマを使った形跡がないわよ。
③いしぶみ・・・仕事感が濃ゆいといいますか、ちっとも本気を感じなかったです。
④溺れるナイフ・・・マンガをそのまま映画にしたような、辻褄もヘッタクレもない淀みまくった構成。カリスマも演出できてない。
⑤LOVE 3D・・・よくここまでつまらない映画が撮れるものだなーと。LOVEなんてどこにも映ってなくて、『一体何を見ているのか?』と混乱するしかなかった。
⑥あなた、その川を渡らないで・・・作りモノすぎてまがい物すぎる。制作がジジイ死ぬのを待ち望んでいる思惑がスケスケで、まぁしょうがないけど腹が立つ。大嫌いです。
⑦64 ロクヨン 後編・・・釣った魚には餌をやらん商法。期待が大きかっただけに、ショックも果てしなかった。
⑧スーサイド・スクワッド・・・今年は近年稀に見る(というか初めて)、ワースト不足に苦しみました。ちなみに、ワーストが10本挙げられないというのはちっとも良い状況なワケではなく、心底どうでもいい映画が多かったということです。ここから下はただつまらなかっただけ。これは公開前まで面白そうすぎたので、若干罪重めです。
⑨秘密 THE TOP SECRET・・・憶えてない。つまんなかったし、とてもダサかった心象だけ残っています。
⑩世界から猫が消えたなら・・・憶えていない。つまんなかったし、とても邪悪だった心象だけ残っています。