ベスト10・ワースト10

202本
ベスト
君が生きた証・・・今年一番打ちのめされただけでは飽きたらず、もう本当に何もかもが100点満点でした。曲も全部いい。ROCKの見せ方も理解っておる。友情も愛情も可視化されておる。鑑賞中、映画的幸福に打ち震える反面、『ここまでの映画、この先10年は出逢えないのでは、ヘタすると一生で最後になるのでは・・・』とかなり大きめの絶望も去来してきた。映画史的にも"あのおバカな息子が、おバカな親父を演じる"と、完璧な流れ。オールタイム・ベストも更新されました。
恋人たち・・・邦画をやっぱり多く観ているなか、今年は不作を感じていましたが、コレは別格でした。"そういう人生"や"人となり"が、ノンフィクションでは無いだけ。たまたま映画なだけ。コレが映画というモノだろう。邦画の誉でございます。
はじまりのうた・・・キャラクターが生きてる。ただの2時間ではなく、その人の人生が見える。性格よりもよっぽど深い描写。最後の台詞でホッコリ泣いた。この先も、この人達の人生が続いていくのが理解るから。
劇場版 境界の彼方 I'LL BE HERE 未来篇・・・"TVアニメ→過去篇"とあまりノレませんでしたが、付き合ってきて良かったと溜飲が下がりました。TVアニメから影のある作品でしたが、もう完全な闇へ。そして一筋の光。素晴らしい構成だと思います。
リアル鬼ごっこ・・・オレにとって園子温は、つまらない映画の方が多いし、もう4,5年はガッカリしかさせてもらっていないダメダメ監督なんだけど、たまにこういう事をされるから困る人。コレは良い悪い抜きで、とにかく大好き。女を敬ったうえで貶すという、最良の使い方。主演女優賞はトリンドル玲奈に。
インサイド・ヘッド・・・アタマのドリカムが無ければ、瑕なし玉でした。恨みます。
百円の恋・・・「クリード チャンプを継ぐ男」で泣く奴は信用しません。ハングリーの描き方をこの映画に学んでから作り直してほしいです。
海街diary・・・50年後どうなっているのか、是非知りたい映画です。
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション・・・今年の洋画は続編やリメイク/リブートが目立ったが、コレが一番良かった。トム様の志が違う。トム様が映画で死にませんように…(切実)
DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧・・・25年拾えているとはとても言い難いが、或る人の中の電気グルーヴとしてよく出来ていると思います。『今見ると全然面白くないのな、カッコイイのな。』というのが大発見。


ワースト
ジョーカー・ゲーム・・・1月に観たのだが、やっぱりこのままフィニッシュしたか… 今年もダメな映画やつまらない映画を沢山観ましたが、まぁ色々と別格でした。一瞬としてつまらなくない部分がなかったし、ダメな事しかしていません。
ラブ&ピース・・・つまらなすぎた。曲が良くなさすぎて、怖くなった。何がしたかったのかしら?
映画 みんな!エスパーだよ!・・・全然エロくないかんな! 映画として、ドラマとして、喜劇として・・・もう何をハメても成立していない。
母と暮せば・・・全然いい話じゃないのに、いい話と思って作ってるっぽいところがヤバい。
龍三と七人の子分たち・・・もう、北野武に笑いは荷が重すぎるのだ。
極道大戦争・・・三池が手抜きしちゃダメ! 三池映画としても日本映画としても、いや映画として間引きされるべき。
バクマン。・・・監督が楽しているのが透ける、大嫌いなカタチの映画。血の小便流してナンボだろうが。
GOSSIP BOYS 2014 THE MOVIE・・・ヘタクソが適当に作っているのがバレバレな、大嫌いなカタチの映画。編集で物語作ろうとするんじゃないよ。
さよなら歌舞伎町・・・兎にも角にもヒドい脚本。不快な気持ちにしかならなかった。山田洋次と違って、倫理観からネジ曲がっているのだろう。でなきゃ、あのラストは出来ない。怖い。
Zアイランド・・・なによりも将来性のなさが透けているのがキツい。もうたぶん観ない。