ベスト10・ワースト10
272本
ベスト
①ミツコ感覚・・・もう、ただただ好きなんです。映画の中にオレはいないけれど。何一つ得るモノはないけれど。好きの根拠すら説明できない。オレの知る限り、この感情はLOVEなんだよ。
②キツツキと雨・・・オレがいる! この映画を観た日の昼、「ここレールひこうよ。そっちの方が絶対いいよ」と熟練カメラマンに言われたのです。もう運命としか、オレの為に生まれた映画としか思えないのです。心当たりのあるシーンや、出会ったことのあるキャラクターがいっぱい。試写を観る役所広司で号泣。これからも、何度も何度も繰り返し観ます。
③桐島、部活やめるってよ・・・みんな生きてる。ゾンビですらも。
④高地戦 THE FRONT LINE・・・"ウンコが出てくる韓国映画は面白い"←コレ真理な。桁外れ・箍外れは、いつも韓国からやってくる。キャラクターも最高に活きてる。これぞ活劇。
⑤ライク・サムワン・イン・ラブ・・・達人映画・オブ・ジ・イヤー。異国情緒を撮ってるクセに、全く不自然じゃないじゃないか。キチンと、登場人物の感情に依れる(ババアを見る風俗嬢とか)。もう人間業ではないと思う。
⑥ニーチェの馬・・・この映画が退屈でなかった理由が未だに解らない。今でもこの映画を思い出す理由に全く心当たりがない。
⑦くそガキの告白・・・映画は制作費じゃないってことよ! ダメ人間を好きになる心理。ベスト楽曲賞はコレの"PHOENIX"。
⑧おとなのけんか・・・仙人映画・オブ・ジ・イヤー。波瀾万丈の先、行き着いたのは小競り合い。ワビもある! サビもある! 品があるのに品がない。矛盾! 不思議!
⑨死刑弁護人・・・思考や行動を捻じ曲げられるのが好き。キモチイイ。すっかり安田弁護士のファンになってしまった。これからも生暖かい目で見守っていきたい。
⑩11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち・・・見れば見るほど井浦新が三島由紀夫と似ていなくて驚く。ハナからモノマネをする気がない。まばたきバチバチとか三島のクセじゃなくて、ARATAのオリジナル表現なのかしら? 超演技じゃん。超三島由紀夫じゃん。
ワースト
①希望の国・・・せっかく周りが園子温ブームを起こそうと躍起になったのに、メイン・コンテンツがコレじゃねぇ・・・ と、ただただ残念でございました。リサーチし過ぎて、映画が死んでおります。想像力の欠如。チェルノブイリなり、福島で思考が止まってる。同じコトの繰り返し方が、あまりに不自然。希望も絶望も、おこがましく感じました。
②トーキョードリフター・・・「ライブテープ」の次にコレじゃねぇ・・・ と、ただただガッカリしました。ここからのもう一工夫を期待しちゃうのは、コチラのワガママではないはず。何もないんだもん。東京の非日常や惨状ですら、映ってるとはいい難い。
③宇宙兄弟・・・2012年一番嫌いな映画。"「ひゃくはち」評判いいけど…もしかしてオレがおかしいのかしら?"という、自分への疑念がやっと晴れました。少なくともこの人、優秀な監督ではない。優秀なイエスマンではないでしょうか。未来の堤枠は安泰ですね!
④サニー 永遠の仲間たち・・・コレもただただ嫌い。なんでも金で解決してんじゃねーよ!
⑤CUT・・・映画好きを装っているが、全然映画好きとは思えない。台詞も演出も軽薄。映画を利用するな。腹立たしい。
⑥アリラン・・・①②もそうだが、今年は期待外れが多かった。そんな中、一番期待が膨らんでしまっていたのがコレ。もう、想像通りのつまんなさだった。人間力低下しすぎ。何か守るモノができたのかしら?
⑦臨場 劇場版・・・こういう映画を歯牙にかけてちゃダメなんだろうけど。オッサン狙いの映画化なクセに幼稚すぎる。映画のダメダメ化、こういう映画が最も罪深いと思う。
⑧大阪のうさぎたち・・・退屈すぎる。映画は好きなんだろうけど、仕事をナメてる。こういう奴は、一生良い映画を撮れない。早急に転職するべき。
⑨人生の特等席・・・低俗の極み。同じ様なドラマ、もう15,000本は見ている。演出家の存在感が、センスの無さにしか表れていない。イーストウッドも急がないと、こんなのが俳優としての遺作になっちゃうわよ。
⑩海燕ホテル・ブルー・・・女優ブサイク大賞。昭和のピンク映画じゃないんだからさー。色々もっと気を使おうぜ。