ベスト10・ワースト10
366本
ベスト
①監督失格・・・この失格人間に一生勝てないだろうという敗北感。ドキュメンタリーとは人と神様の共同作業だという確信がオレにはあるのだが、試練ボタンを連射する神様に噴かされた。選ぶ道が悉くイバラという才能。運命をもツクリモノに変える人間の小賢しさに神様も苦笑いしてるはず。
②エンディングノート・・・この作品に関しては、オレの中に完全な母性が芽生えている。なにがあっても擁護していく所存。夫婦の最期をカメラでおさえた監督合格はかなり人間失格だと思う。親の生き死にを使って、ドライでコミカルな作品を作る監督合格は絶対人間失格だと思う。次作には本気で期待しています。
③X-MEN:ファースト・ジェネレーション・・・"煮詰った次はどう勝負する?"の超模範解答。初心者からも熟練者からも愛される、広く深い演出。エンターテインメントの鑑。
④悪魔を見た・・・観たかった韓国映画。イカレてるってすばらしい。「冷たい熱帯魚」が一瞬で過去のモノに。年間ベスト級だったのに。
⑤ソウル・キッチン・・・全然面白いと思ってなかった奴が、突然爆笑王に。必殺技の使い方と使い時をわかっていらっしゃる。
⑥一枚のハガキ・・・日本が誇る、凄いおじいちゃん。最後あたりの大竹しのぶの恰好がもう凄まじい。後日画コンテ見たら、もうその時点でその衣装だった衝撃。助監督頑張ったで賞。
⑦ミッション:8ミニッツ・・・スーパーSFは極上のサスペンス。画も衝撃的。だんだんミシェル・モナハンが好きになってしまう。凄いと思う。
⑧サンザシの樹の下で・・・チャン・イーモウ久々、得意分野を本意気で。もう仙人の域。チャン・イーモウは山田洋次化するべき。紀里谷にはならないで。
⑨モテキ・・・2011年一番の"オレの映画"。色々心当たりがあって死にかけた(こういうヒト、沢山いるはず)。好きじゃなかった長澤まさみが大好きに。
⑩映画 けいおん!・・・オレの年末をすっかり変えてしまった。人生にクサビが打たれた。けいおん!前とけいおん!後。全く違うオレがいる。
ワースト
①アジアの純真・・・アジアを名乗る不遜さにあの国を感じた。ウンコ投げてるだけ。塗りたくるか掃除するかしてこそ提起という。
②東京オアシス・・・退屈の極み。観てる人をどういう気持にしたくて作ったんだ?
③ダンシング・チャップリン・・・映画か? 自分だけ草刈民代とSEXしておいて、客にオナニー見せるなよ。
④犬とあなたの物語 いぬのえいが・・・下劣の極み。犬を愛してない奴が犬映画作るなよ。
⑤劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ・・・駄作の極み。本気で作ってコレならヤバいだろ。ちっとも奥行きが無い。
⑥アントキノイノチ・・・「こんなん作ってていいんですかっ!?」と監督に詰め寄りたい気分。携帯小説に流されるなよ、いいオッサンが。
⑦赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター・・・覚えてないの極み。何一つ残るモノがなかったのだ。
⑧ブンミおじさんの森・・・予告編詐欺の極み。ダマされた感がハンパなかった。
⑨ばかもの・・・ヘタクソの極み。
⑩リアル・スティール・・・ハリウッドがこんなところで止まっているのを見るのは悲しくなる。